冬の里山 雲早山     2013/02/16
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ブナの霧氷のトンネルを歩く 

昨日は朝から小雨が降っていた。

気温も低かったのでお山は雪だったかもしれない。

近くで雪歩きが楽しめる山と言えば柴小屋山だが、先日行った時は全面通行止めだった。

他には丸山か雲早山が手軽だ。

今日は雲早山に行ってみよう。



神山のコンビニは今月一杯改装中なので佐那河内のコンビニで食料を調達。

此処も来週から月末まで改装の予定だとか。

セブンイレブンが出店する為コンビニの再編成が忙しいみたい。

雲早トンネルまでの道は積雪10センチくらい。

一応3月末まで通行止めだが、ゲートなどは無い。

多くの車が通過している。

途中にスバルの4駆が駐まっていたが何処へ行ったのかな?

雲早山へ行くのには遠すぎるしなあ。



雲早トンネルの手前で青年達が雪道を歩いている??

先ほどのスバルの人達かな?

スーパー林道のゲート前に停車して出発準備していると賑やかにやってきた。

そのまま那賀町の方に下って行くので、何処へ行くのか聞くと滝に行くと言う。

此処から大釜の滝までは可成りの距離がある。変だと思ってよく聞くとなんと神通の滝を目指しているという。

スマートフォンの地図で確認しながら来たらしい。

神通の滝は遙か手前の分岐から左へ曲がって進まないといけない。

通り過ぎていますよと道筋を説明すると大笑いして座り込んでしまった。



スマートフォンを見せてもらうとなるほど直ぐ近くに神通の滝が有るように見える。

直線では近いが標高差が300m程あるのがスマートフォンでは良く解らないようだ。

カシミールだと等高線などがありよく解るが、スマートフォンの地図は平面的で高低差が全く解らない。

それにしても軽装で1時間以上も良く歩いてきたものだ。

此処からでは行くのは無理なので引き返すように言う。



それでも若い人達は元気だ。

雪の中を登ってくるのは楽しかったですよと言う。

此処で一休みしていくというので、気をつけてと分かれる。

9時20分

雲早山は真っ黒な雲の中。



林道の積雪は15センチ程。

昨日のスノーシュー跡が所々残っているが、新雪を踏みしめて行く。

10時6分 雲早山登山口に着く。



新雪が積もっているが雪質が重い。

登り始めは狭いトラバースなので注意して進む。



渓流は凍っていない。

ヤッホー地蔵に挨拶してから登って行く。



新雪はアイゼンの歯があまり効かなくて、滑らないように雪を踏みしめながら登るので疲れる。

ブナの若木の枯れ葉に積もった雪が綺麗だ。

ブナの成木は冬に葉を落とすが、何故か若木は枯れた葉を落とさない。



左の尾根が近くなる頃、目印から右に向かって方向を変える。

積雪は20センチくらいかな?



この辺からブナなどの枝に樹氷が多くなる。



白い珊瑚のような樹氷のトンネルを通っていく。

雪を踏みしめながら登るので家内のペースが可成り遅い。

雪が降ってきた。



11時21分 パラボラ分岐に着く

雪の無い時より可成り時間が掛かってる。



尾根道を進むと霧氷が素晴らしい。

まるで白い女王の国に来たようだ。



見上げるとブナが真っ白。



雲早山は1500m足らずの山で標高は低いが、雪が多くブナの霧氷が素晴らしい。



国見山も同じようにブナの霧氷が綺麗だが、ブナの背が高く樹氷のトンネルが上の方にある。

雲早山は尾根道にブナの枝が被さっているので樹氷のトンネルのど真ん中を歩く。



ブナの枝が頭に当たると首筋に雪が落ちてきて冷たくて気持ちが良い。



素晴らしい樹氷に見とれて足が前に進まない。

それにしてもこのような素晴らしい霧氷が自宅から直ぐ近くの山で見る事が出来るなんて幸せ。



頂上直下の樹氷のトンネルを潜る



11時56分雲早山頂上着

1時間50分もかかった。

こんなに時間が掛かったのは初めて。

雲早神社が出迎えてくれる。

昼頃は天気の予報だったが、雪が舞って眺望は全くない。



霧氷のトンネルを歩く

フルハイビジョンでじっくりとお楽しみください。




コーヒーを飲んでしばらく待つが天気が良くなる気配は無い。

気温はマイナス7度



天気が良くなるのを待つのを諦めて下山開始

12時4分。



雪がかなり降ってきた。



霧氷を楽しみながらユックリと下りていく。



パラボラ分岐を過ぎて下っていると単独の男性が登ってこられた。

今日初めてお会いする登山者だ。

それにしてもこの山は登山者が少ない。



雪が益々激しく降ってきた。



13時16分登山口着。

林道を歩いていると雲早山頂上付近に青空が見えだした。



14時1分車まで帰ってくる。

雪が降り寒いので車中で昼食。

帰りに神通の滝に寄る。

駐車場には一台も停まっていない。

可愛いワンコが出迎えてくれた。



神通の滝に向かうとワンコも付いてくる。

鹿が跳ねるように元気に跳ねながら付いてくる。



神通の滝の全面凍結は期待はずれ。



それでもやはり滝は見ていると気持ちが落ち着く。

しばらく岩に腰をかけて流れ落ちる滝を眺める。

雪解け水だろうか?流れ落ちる水量が多い。



駐車場に帰る途中で何人か登ってきた。

駐車場には車が増えている。



ワンコに御褒美のあんパンをやると喜んでもう一つとおねだりをする。

いかし、頭を撫でようとすると身を引く。

慣れない人には心を許していないようだ。

子犬なのに精悍な顔つきをしているし額に白い星がある。

魅力的なワンコだ。

また会いに来なくては。


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