春の里山 高丸山 旗立山 赤石丸   2013/05/05
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-  高丸山 旗立山 赤石丸 アケボノツツジ -

今日は子供の日

高丸山の山開き、春の祭典の日だ。

今年も参加することにする。



髙丸山駐車場に着くとまだ誰も来ていない。

7時53分 出発。



女性が一人やってきて、昨日は西三子山で気分が悪くなったり道迷いした人がいてへりで救出されたと言っていた。

西三子山は低い山だけれど、登山路が解りにくい山で私も先日間違えた経験がある。

青空の下、髙丸山の丸い頂上が早くおいでと呼んでいる。



水飲み場までの道は崩れた土砂が片付けられていて歩きやすい。

フデリンドウは沢山有るがみんな蕾。

今年は開花が遅いようだ。

シロバナネコノメソウが沢山咲き残っている。



何時もは道端に沢山咲いているサイコクサバノオも今年はまだ少ししか咲いていない。

しかし、いつ見ても可愛い花だ。



苔の朔も朝日に輝いている。



あれっ!

ヤッホウ地蔵の祠がなくなっている。



登山路は、ブナなどの木々の芽吹きが始まって柔らかい緑色に包まれている。



三つ尾の峠まで来ると、以前植林したブナが殆ど枯れていたが、また植林されている。

少し大きくなったブナの上部を切って植えてある。

今度はうまく根付くと良いのだけれど。



登り始めると直ぐにアケボノツツジが綺麗に咲いている。



しかし、標高が上がるとアケボノツツジは咲いていない。

頂上直下にも花は見えない。

今年は咲くのが遅れているようだ。



展望岩に来ると目の前がすっきりとしている。

なんと数年前に1/3程枝が切られていたアセビの樹が完全に切られている。

見晴らしを良くしようと誰かが切ったのだろうが、この髙丸山では樹木の伐採は禁止されている。

登山口にもそのように注意書きが有るのだけれど。

それにしても見事な枝振りのアセビで綺麗な花を咲かせてくれていたのに残念だ。



例年5月5日にはミツバツツジとアケボノツツジの競演が見られるのだけれど今年は花が少ない。



それでも所々にアケボノツツジを見る事が出来る。



8時54分 髙丸山山頂着

雲早山への縦走路も色付いては見えない。



髙丸山への縦走路を少し下りアケボノツツジのビューポイントへ行くが今年はまだ殆ど花が咲いていない。

花の咲くのが遅れているようだ。

駐車場でお会いした女性が登ってきて残念そうにしておられた。

何時もなら此処でしばらくアケボノ鑑賞するのだが諦めて頂上に帰り直ぐに下山開始。



頂上から北の斜面を少し降りた所のアケボノもちらほらとしか咲いていない。

去年は満開の花を見ることが出来たのだけれど。

ブナが芽吹き始めている。



ブナの芽生えは葉が丸まっている。

カエデも新しい葉が出てきている。



ミツバツツジも今年は少ない

旗立て分岐から北への尾根を登って行く

直ぐに石灰岩の岩が点在している場所に着く。



フデリンドウが沢山咲き始めている。

ヒオウギの葉も沢山出てきている。



ヒメシャラが芽吹き始めていて美しい



此処まで来るとミツバツツジが綺麗に咲いている。

ミツバツツジの向こうに髙丸山

しばらく稜線を進むとアケボノツツジも咲いている。



ブナの芽吹きは最初は丸まった葉が茶色っぽくて、まだ新緑の美しさはない。



ピークの岩には見事なアケボノツツジが満開。

去年はこの場所ではすでに花が終わっていた。

やはり今年は花の咲くのが遅れている。



車道に出て、旗立山登山口に着く。



登山口直ぐ上にも見事なアケボノツツジが咲いている。

この様な所にアケボノツツジが咲くとは知らなかった。



急な階段を登り切ると目の前にアケボノツツジ

旗立山 10時41分着



快適な尾根道を赤石丸に向かう。



ミツバツツジが多い。

白いタチツボスミレ?が沢山咲いている。



赤い大岩の所を過ぎて林道に出た所でフォレスターに乗った男性から声が掛かる。

中津峰山等でよくお会いするダニに詳しい男性だった。

アケボノの鑑賞ポイントを教えて戴く。

ありがとうございました。



少し登ると赤石丸。

11時19分着。

ここから山犬嶽に縦走することが出来る。

一度行ってみたいものだ。



引き返して塩の道には行ってミツバツツジの綺麗な所で昼食。

此処のミツバツツジは色が濃い。

大川原高原とよく似ているが、やはりアワノミツバツツジだろうか。



昼食後、教えて戴いたアケボノツツジの鑑賞ポイントに向かう。

順路の標識から折り返し点に向かう。

折り返し点の岩の周りには見事なアケボノツツジが咲いていた。



アケボノの向こうに旭ノ丸



周りには10本程のアケボノツツジが咲いておりまるでピンクの海の中にいるようだ。

薬研谷の大岩よりもアケボノが多く咲いている。

花のボリュームも多い。



一つ一つの花も可愛くて綺麗だ。

薬研谷は風がキツイので花が痛みやすいが此処の花は痛んでいない。

素晴らしいアケボノ鑑賞ポイントを教えて戴いた。

此処なら年をとっても登山せずにアケボノツツジを楽しむことが出来る。



また林道を引き返して髙丸山の広場に向かう。

ブナの樹の下にブナの花が落ちている。



見上げるとビッシリとブナの花が咲いている。



ブナが一斉に開花するのは5~7年に一度と言われている。

ブナの花は、花弁のない雌雄異花だ。

雄花は、新しい枝に頭状花序をつくって垂れ下がる。

 また、雌花は新しい枝に上向きに頭状花序をつく。

花は葉と同時に開き、雌雄同株だ。

風媒花なので花は目立たないと言うがこの様にビッシリと咲くととてもよく目立つ。

今年の秋には沢山の実がなって、来年の春には可愛い実生が芽生えるかもしれない。



ブナの樹下にはフデリンドウがあちこちに咲いている。



旗立てから広場に向かうとシロバナネコノメソウやエイザンスミレが咲いている。

此処のブナの大木もやはり花が沢山咲いている。

やはり今年はブナの花が一斉開花する年らしい。



タニギキョウも咲き始めている。

広場まで来ると大勢の登山者がいる。



ウロウロしていたのでお祭りは終わってしまったようだ。

お御輿の担ぎ手も帰ってきている。

何年か前に此処で木々の調査をしていた男性にお会いする。

あれからも彼方此方でお会いしたが、今は定年退職されて髙丸山などでボランティア活動をされているそうだ。



髙丸山にブナの実生が芽生えたのは5年位前だったとか、色々と話をしながら一緒に下山する。

ワチガイソウが大樹の根元に咲いていた。

もう一度サイコクサバノオを楽しむ。



1時56分 駐車場に帰ってくると駐車場は満車。

松山のコンパスさん達も二台のバスで来ていた。

髙丸山は人気があるなあ。

帰りの車道脇にはユキモチソウが沢山並んで咲いていた。



帰りに慈眼寺経由で大川原高原に立ち寄る。



ヤマシャクヤクの花が少し開き始めていた。

明日には花を開きそうな蕾も沢山有った。

これから一週間ぐらいが花の見頃だろう。



イチリンソウもボツボツ咲き始めている。



トクシマコバイモも盗掘を逃れた花が実になっていた。

来年も、咲いてくれると嬉しいのだが。

明日は連休最後の日どうして過ごそうかな。



歩行距離 10.1㎞

累計標高差 ±758m

歩数 20,050歩


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